夜なかなか眠れない、睡眠時間は足りているのに疲れが取れないなど、寝付きが悪かったり、目覚めが悪いことで悩んだりしていませんか?
そんな状況を打破してくれる鍵となるのがメラトニンとストレス物質。これらを知り、上手につきあうことで改善できます。
では、睡眠の原理と快眠のコツを解説していきましょう。特別なことはなく、普段の生活をちょっとみなすだけで睡眠の質が変わってきますよ。
メラトニンが、寝付きの良さを左右する
夜に「眠れない」のは、メラトニンと関係しています。
メラトニンとは、脳で作られる眠りを誘う物質のことです。脳の中にはホルモンを分泌する小さな松果体という部分があり、メラトニンはそこで作られています。
人は、脳内でメラトニンが分泌されると、脈拍・体温・血圧が低下するので、眠いと感じるようになります。なので、メラトニンが眠る時間帯にきちんと分泌されていたら、自然と眠気を感じるようになります。
寝付きを良くする秘訣は、眠りにつく時間とメラトニンが分泌するタイミングを合わせることです。
メラトニンが分泌する時間帯
メラトニンの分泌は体内時計と関係しています。起床してから、14時間後にメラトニンが出始め、そこから2時間で十分量に達します。メラトニンが出る時間帯を知っておくこと、これが快眠のポイントです。
逆に、朝になるとメラトニンは少なくなります。これは、光が目に入ると分解されるからです。
ストレス物質を睡眠薬に変える
睡眠時間は取っているはずなのに、寝足りない。眠りが浅いと、目覚めが悪いばかりか、だるさが残ったり、頭がボーっとしたりと不快なものです。
実は、熟睡を妨げる原因のひとつにストレス物質があります。ストレスで分泌されるこの物質は眠りを妨げてしまいます。しかし、ストレスを全く受けずに過ごすというのは無理なことです。
そこで紹介するのが、ストレス物質を、逆に深い眠りへと誘う「睡眠薬」に変えてしまう方法。
実は睡眠薬の原料がストレス物質なのです。
その方法とは、眠り前にいったんストレスのない状態にすること。
リラックスタイムをつくり、心身ともに気持ちのいい状態にすれば、貯め込んだストレス物質は分解されてしまい『睡眠薬』となるのです。
ぐっすり!快眠のコツ
コツ1:パソコンや携帯などの強い光を避ける
夜に強い光を受けてしまうと、体内時計を2時間ほど逆回転させてしまいます。メラトニンの分泌を阻害してしまうのです。眠りにつく前は、なるべく蛍光灯ではなく暗めの間接照明で過ごし、パソコンや携帯はなるべく使用を避けましょう。
コツ2:メラトニンを増やす
バナナを食べて、牛乳を飲むことでメラトニンが増えます。これらに含まれるアミノ酸がセロトニンという脳内物質を作る元となります。そしてこの脳内物質が、分解されるとメラトニンを増やします。メラトニンのサプリメントもあります。(参考:メラトニンサプリメント)
コツ3:眠る2時間前はリラックス
「ぐっすり眠るには、ストレス物質を睡眠薬に変えること」と前述しました。仕事や勉強で振る回転していた頭をクールダウンさせて、寝る前の2時間は好きな音楽を聞いたりして、心穏やかに過ごしましょう。体を軽く動かしてみるのも◎。頭の中をさっぱりさせ、リフレッシュさせることが肝心です。
コツ4:眠れないときは、無理に寝ようとしない
なかなか眠れない…そんなときはイライラしたまま眠ろうとせず、そのストレスを「睡眠薬の原料ができてラッキー!」くらいの気持ちで受け止め、しばらく好きなことをして過ごしましょう。
最後に
いかがでしたか?快適に睡眠を取るには、メラトニンとストレス物質の性質を知り、紹介したコツを参考に、快適で健康的な眠りを手に入れてください。
投稿者プロフィール
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美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
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