朝一杯のお白湯は美容と健康に最適

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お白湯(さゆ)」という言葉をご存知ですか?
簡単にいうと、お湯をぬるく冷ましたものですが、このお湯にしてそれを冷ますという工程を経ることでまろやかにそして健康にとってもうれしい効果があるのです。

今回は朝一杯のお白湯を飲むことで得られる美容・健康効果を詳しく説明していきます。

 お白湯とは

お白湯は冒頭でも説明したように、飲むために冷ましたお湯のことをいいます。
一度沸騰させることでカルキを含んだ不純物を除去できるため、水道水よりもまろやかな口当たりになります。
一時期話題となった「お白湯ダイエット」というワードから分かるように、お白湯を飲むことでダイエット効果が期待できるとされています。
他にも、血液の循環がアップする、内蔵機能が活発になるなど、健康面でも嬉しい効果を得られるんです。

実はこの「お白湯を飲む」というのは予防医学として知られるインドの伝統医学「アーユルヴェーダ」の基本的な健康法の一つ。
お白湯を作る過程で使用する「水」「火」「風」3つの要素は、アーユルヴェーダでは健康に欠かすことの出来ない「カパ」「ピッタ」「ヴァータ」という3つの性質にあたり、お白湯を飲み続けることで3つのバランスが整い健康になっていく、というもの。

>>アーユルヴェーダ・インド伝統医学の情報サイト|アーユルヴェーダライフ

 

体に毒素がたまっている人は飲み始めのころはお白湯が「まずい」と感じますが、体の排泄機能が正常に機能していくようになると「甘い」と感じるようになります。
最初の一杯をどう感じるかで、あなたの健康状態がわかるのです。

まずは、このアーユルヴェーダ流のお白湯の作り方をご紹介します。

 

 

お白湯の作り方

アーユルヴェーダではお白湯を作る際「火」を使うことが重要とされています。
そのため、電子レンジや電子調理器、ポットを使うのではなく、ガスコンロでお湯を沸かすようにしましょう。

 

【用意するもの】

・水道水 (750~800ml)
・やかん

 

【お白湯の作り方】

やかんに水を入れ、強火にかけます。
お湯が沸騰してきたらやかんの蓋を開け、15分~20分程度沸騰させます。
少し冷ましたら完成。

 

以上でお白湯の出来上がりです。

沸騰させることで水が風と混じりあい、「風」のエネルギーを水に取り込むことができるので、必ず15分以上沸騰させるようにしましょう。

 

お白湯の効果

では、お白湯を飲むことで一体どのような効果が現れるのでしょうか?
お白湯が持つパワーは以下の通りです。

 

血液やリンパの循環がアップ
お白湯を飲むことで体内の血液やリンパが温められ、循環がよくなります。
リンパの循環がアップすると、老廃物を排泄する働きもアップするため、むくみにくくなる、むくみがとれる効果が。
また、血液の巡りがよくなることで内臓があたたまり、基礎代謝がアップするため脂肪が燃焼しやすくなります。

 

内蔵機能が活発になる
血液が暖まって体中をめぐると内蔵も暖まり、機能が活発化します。活発になった体内の臓器は、体にとって不要な老廃物を外へ出そうとする働きも活性化し、体の中を綺麗に浄化してくれるようになります。
お腹も暖まることで腸の動きが活発になり、便通もスムーズに。便通がスムーズになるとお肌の調子もよくなります。

 

お白湯の飲み方

お白湯は、50度程度にまで冷まして飲みます。
10分程度時間をかけて、ゆっくりと少しずつ飲みましょう。
お白湯を飲むタイミングとしては、朝起きてすぐ、食事の最中、食事と食事の間、寝る前などが良いでしょう。

 

さいごに

インドの古くからある伝統医学に基づいた、健康法の一つ「お白湯」についてご紹介しました。
体の中から浄化し、温めることで、美容や健康に嬉しい効果が期待できますね。
とっても簡単な身近にあるものでできる健康法ですので、ぜひ一度やってみてください。

 

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