朝起きてすぐの白湯は、特別な道具がいらず、今日から始めやすい水分補給の習慣です。冷たい飲み物が苦手な人や、朝はコーヒーだけになりがちな人にとって、温かい水をゆっくり飲む時間は、体と気持ちを起こす小さな合図になります。
ただし、白湯は飲むだけで体質が変わるものではありません。この記事では、白湯の作り方、朝に飲むときの目安、続けやすいアレンジ、熱さや飲みすぎへの注意点を、無理のない暮らしの習慣としてまとめます。
白湯とは
白湯とは、水を一度温め、飲みやすい温度まで冷ましたものです。昔ながらの言い方では「お白湯」と呼ばれることもあります。水道水、浄水、ミネラルウォーターなど、普段飲んでいる水を使えば十分です。
大切なのは「特別な作法」よりも、無理なく飲めることです。やかんで沸かしても、電気ケトルでも、ポットのお湯を冷ましてもかまいません。飲む前に熱すぎないか確認し、口や喉をやけどしない温度にしましょう。
朝に白湯を飲むメリット
睡眠中は水分を取らない時間が続くため、朝の水分補給は取り入れやすい習慣です。CDCも、水はカロリーのない飲み物として日常の水分補給に役立つと説明しています。白湯は水を温めただけなので、甘い飲み物を増やさずに水分を取りたいときにも向いています。
また、温かい飲み物は一気に飲みにくいため、自然とゆっくり飲めます。朝の支度前に一杯飲む、朝食と一緒に飲む、仕事を始める前に飲むなど、自分の生活に合うタイミングを決めておくと続けやすくなります。
白湯の作り方
- 清潔なやかん、鍋、電気ケトルに水を入れる
- 沸騰または飲用に適した温度まで温める
- カップに注ぎ、少し冷ます
- 熱すぎないことを確認してから、少しずつ飲む
水道水のにおいが気になる場合は、浄水器を使う、少し長めに沸かす、飲み慣れた水を使うなど、自分が飲みやすい方法で調整しましょう。毎回長く沸騰させなければいけない、火で沸かさなければいけない、という決まりはありません。
飲む量の目安
朝の白湯は、まずカップ1杯、150〜200ml程度から始めると無理がありません。たくさん飲もうとすると胃が重く感じたり、朝食が入りにくくなったりすることがあります。自分の体調や生活リズムに合わせて、飲みやすい量にしてください。
日中の水分補給は、白湯だけにこだわる必要はありません。水、麦茶、無糖のお茶、食事に含まれる水分なども含め、こまめに取ることが大切です。汗をかく日、入浴後、運動後は、のどの渇きに合わせて水分を補いましょう。
続けやすいアレンジ
レモンを少し加える
味が物足りないときは、レモンを少量加えると飲みやすくなります。ただし、酸味が胃にしみる人や、歯への刺激が気になる人は、毎回入れる必要はありません。飲んだ後は水で口をすすぐと安心です。
朝食と一緒に飲む
空腹時に温かい飲み物が合わない人は、朝食と一緒に飲みましょう。ヨーグルト、卵、味噌汁、果物、全粒パンなど、食べやすいものと合わせると、朝のリズムを整えやすくなります。
カフェイン飲料の前に飲む
朝にコーヒーや紅茶を飲む人は、その前に白湯を少し飲む方法もあります。カフェインを控えたい日や、寝起きの喉が乾いている日は、まず水分を取ってから好みの飲み物を楽しむとよいでしょう。
注意したいこと
白湯は水分補給の一つですが、飲みすぎれば体に負担になることがあります。短時間に大量の水分を取る必要はありません。また、心臓、腎臓、むくみなどで水分量を医師から指示されている人は、その指示を優先してください。
熱い飲み物は、口や喉のやけどにつながることがあります。カップに注いだ直後に無理に飲まず、湯気が落ち着いてから少しずつ飲みましょう。子どもや高齢の家族に出すときも、温度を確認してからにします。
白湯だけに期待しすぎない
白湯を飲む習慣は、朝の水分補給としてはよい選択肢です。ただし、食事、睡眠、活動量、ストレスなどを整えずに、白湯だけで美容や健康を支えることはできません。
農林水産省の食事バランスガイドのように、主食、主菜、副菜を組み合わせる考え方も取り入れながら、白湯は「朝を始めるための飲み物」として気軽に続けるのがおすすめです。
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