日本の食卓には、どこにでもある「ごま」。ごまは、料理の味を引き立ててくれる存在ですね。しかし、ごまはおいしいだけではなく、老化防止の作用をはじめとして、体にうれしい効能ががあるのです。
どんな効能があるのか、これから紹介していきます。
ごまの特徴
ごまはアフリカあるいはインド原産です。
ごまには、その小さな粒の中に、体にうれしい成分が詰まっています。古代から中国や日本で「食べる丸薬」といわれて扱われてきました。
主な成分としては、カルシウム、リン、鉄、マグネシウム、亜鉛など、ミネラルもたっぷりと含んでいます。
また、ゴマリグナンという抗酸化作用のある物質が入っています。この成分は、活性酸素を撃退するパワーを持っています。そのため、シミやシワを防ぐことができます。また、ごま油が酸化しにくいのは、この抗酸化力のおかげです。
ごまの種類
ごまには、白ごま、黒ごま、金ごまの種類があり、これは種皮の色の違いにより分けられた呼び名です。
・ 白ごま…脂質が比較的多いです。ほのかに甘く、控えめな味なので、あらゆる料理に活用できます。
・ 黒ごま…抗酸化物質が多いです。香りが強くコクがあります。
・ 金ごま…香りがよく、濃厚な味わいです。
ごまの健康効果
美肌効果
ごまの抗酸化物質が、紫外線から肌を守り、血液中の悪玉コレステロールを抑えてくれます。また、肝機能が向上し、肌の細胞の代謝を促進するため、肌の水分・油分・弾力を取り戻し、美肌になる効果もあります。
ダイエット
ゴマリグナンには、肝臓で脂肪の分解を促進して、脂肪を燃焼しやすくする働きがあります。
老化防止
老化の原因である活性酸素のうちの7割は、肝臓で発生します。ゴマリグナンは、抗酸化物質の中でも唯一、肝臓まで達して抗酸化作用を発揮するため、肝機能の改善ができるのです。
血液中のコレステロールを低下させる
ごまはリノール酸、オレイン酸、リノレン酸など不飽和脂肪酸を含んでいますので血液中のコレステロールを減らし、血行をよくする働きがあります。
脳梗塞の予防
ゴマに含まれる成分ゴマリグナンは脳血栓形成抑制効果があるといわれ、脳梗塞を予防してくれます。
生活習慣病予防
生活習慣病の原因となる活性酸素を除去して、予防します。
便秘解消
ごまには、不溶性食物繊維を多く含んでいるため、便秘効果があります。この不溶性食物繊維は、水を多く吸収して膨らみ、便の量を増やし、ぜん動運動を促します。
冷え性予防
ごまに入っている鉄が冷え性を改善します。
二日酔い防止
アセトアルデヒドの分解を助け、肝臓の負担を軽減する働きがあります。
ごまのレシピ
豆乳黒ごまきな粉
材料
・ 豆乳…200ml
・ きな粉…大さじ1
・ 黒ごま…大さじ1
・ はちみつもしくはオリゴ糖…お好みで
作り方
1. 黒ごまをすります。
2. コップに1.のすった黒ごま、豆乳、きな粉を入れて混ぜます。
3. はちみつもしくはオリゴ糖で味を整えてできあがり。
黒ごま・きな粉ともに抗酸化作用があるため、アンチエイジング効果が期待できます。
ごまダレ
材料
1. ごま…25g
2. 砂糖…50g
3. 醤油…30cc
作り方
1. ごまはすって、砂糖と混ぜます
2. 醤油をすこしずつ1の中に混ぜます(分離しないようにゆっくりと)
ごまを摂取するときの注意点
・生のまま食べると、ほとんど効果がありません。ごまは外皮が固く、十分な消化を妨げるためです。反対にごまは、することで栄養の吸収が良くなります。一番効果があるのは、炒ってすることです。
・ごまの摂取量は一日大さじ1〜2杯ほどが目安です。
・ごまはカロリーが高く、摂りすぎると過剰栄養になってしまいます。
最後に
いかがでしたか?日常で何気なく食べているごまは、栄養が多く、万能な食べ物ということがわかりましたね。アンチエイジングや美肌を目指すためにも、ぜひ日頃の料理に取り入れてみましょう。
投稿者プロフィール
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美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
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