BBクリームは、スキンケア感覚で使いやすく、ベースメイクを短時間で整えたい日に便利なアイテムです。1本で化粧下地・日焼け止め・ライトメイク効果などを兼ねる製品が多く、忙しい朝や休日メイクにも向いています。
ただし、BBクリームは「何を塗っても肌にやさしい」「日焼け止めを必ず省ける」という意味ではありません。製品によって機能や仕上がりは違いますし、塗る量が少ないとUVカット効果も十分に発揮されにくくなります。
この記事では、2026年時点で確認できる情報をもとに、BBクリームの基本、正しい順番、厚塗りに見えない塗り方、肌質別の選び方をわかりやすくまとめます。
BBクリームとは?
BBクリームは、一般的に「Blemish Balm」または「Beauty Balm」と説明されることが多いベースメイクアイテムです。現在は、化粧下地・日焼け止め・ファンデーション・コンシーラー・スキンケア成分など、複数の役割を1本にまとめた日中用クリームとして定着しています。
2026年のベースメイクでは、BBクリーム、CCクリーム、クッションファンデ、色付き日焼け止めなどの境界が以前よりあいまいになっています。そのため、名前だけで選ぶよりも、次の3点を確認するのが大切です。
- どの程度カバーしたいか
- ツヤ・セミマット・マットのどの質感にしたいか
- SPF・PA、保湿、石けんオフなど必要な機能があるか
BBクリームは、ナチュラルに見せたいけれど、色ムラ・毛穴・薄いシミも少し整えたい人に向いています。
BBクリームとCCクリーム・ファンデーションの違い
BBクリーム、CCクリーム、ファンデーションには明確な法律上の区分があるわけではなく、ブランドによって設計が異なります。目安としては、次のように考えると選びやすくなります。
- BBクリーム:時短しながら、ほどよくカバーしたい人向け
- CCクリーム:赤み・くすみなどの色補正を自然に整えたい人向け
- ファンデーション:仕上がりやカバー力を細かく選びたい人向け
最近はファンデーションにもスキンケア成分やUVカット機能があるものが増え、BBクリームとの差は縮まっています。迷ったら、「今日はどれくらいきちんと見せたいか」で選ぶと失敗しにくいです。
BBクリームを使う順番
基本の順番は、次の通りです。
- 洗顔
- 化粧水・乳液・クリームなどのスキンケア
- 必要に応じて日焼け止め
- BBクリーム
- 気になる部分だけコンシーラー
- フェイスパウダー
スキンケア直後の肌がぬるついている状態でBBクリームを重ねると、ヨレやすくなります。化粧水や乳液がなじんでから塗るのがポイントです。
日焼け止めは省いていい?
BBクリームにSPF・PA表示がある場合、日常の短時間外出なら1本で済ませられることもあります。ただし、屋外で長く過ごす日、汗をかく日、紫外線が強い季節は、専用の日焼け止めを先に使うほうが安心です。
SPF・PAは一定量を塗った状態で測定される指標です。メイクとして薄く伸ばすだけでは、表示どおりの紫外線防御効果になりにくいことがあります。外出時間が長い日は、日焼け止めの塗り直しも考えましょう。
BBクリームの基本の塗り方
厚塗りに見せないコツは、最初から顔全体にたっぷり塗らないことです。少量を薄く広げ、足りない部分だけ重ねます。
1. 手の甲に適量を出す
まずは製品に書かれた使用量を目安に、手の甲へ出します。量が多すぎると崩れやすく、少なすぎるとムラやUV不足につながります。迷う場合は、少なめから始めて調整しましょう。
2. 顔の5点に置く
両頬、額、鼻、あごに少量ずつ置きます。カバーしたい頬から広げると、顔の中心が整いやすくなります。
3. 内側から外側へ薄く伸ばす
指で塗る場合は、中指と薬指の腹を使い、顔の中心から外側へやさしく伸ばします。フェイスラインは薄くぼかすと、首との境目が自然になります。
4. 毛穴・シミ・赤みは少量だけ重ねる
気になる部分には、BBクリームを少量だけ重ねます。一度に厚く塗るより、薄く重ねたほうが崩れにくく自然です。濃いクマやシミは、BBクリームだけで隠そうとせずコンシーラーを使うときれいに仕上がります。
5. スポンジで余分な油分を押さえる
小鼻、頬、あごなどヨレやすい部分は、清潔なスポンジで軽く押さえます。こすらず、ポンポンと密着させるイメージです。
6. 必要な部分だけパウダーを重ねる
皮脂が出やすいTゾーンやマスクが当たる部分は、フェイスパウダーを薄く重ねます。乾燥しやすい頬まで粉をのせすぎると、粉っぽく見えることがあるので注意しましょう。
ツール別の仕上がり
BBクリームは、指・スポンジ・ブラシのどれで塗るかによって印象が変わります。
- 指:密着しやすく、カバー力を出しやすい
- スポンジ:余分な油分を取れて、崩れにくい自然な仕上がり
- ブラシ:薄く均一に伸ばしやすく、ツヤを出しやすい
初心者には、指で広げてからスポンジで押さえる方法がおすすめです。厚塗り感を減らしながら、必要なカバー力を残せます。
肌質別・BBクリームの選び方
BBクリームは、肌質や仕上がりの好みに合わせて選ぶと使いやすくなります。
乾燥肌
保湿成分入り、ツヤ仕上げ、しっとりタイプを選ぶと乾燥崩れを防ぎやすくなります。パウダーはTゾーンだけにすると、頬の粉っぽさを避けられます。
脂性肌・混合肌
皮脂崩れ防止、セミマット、軽い使用感のものを選びましょう。スキンケアで油分を重ねすぎると崩れやすいので、朝は量を調整します。
敏感肌
香料・アルコール・紫外線吸収剤など、気になる成分がある人は表示を確認しましょう。「低刺激」と書かれていても全員に刺激が出ないわけではありません。初めて使う製品は、まず少量で試すと安心です。
くすみ・赤みが気になる肌
BBクリームだけで色補正が足りない場合は、コントロールカラーを部分使いします。赤みにはグリーン系、血色感にはピンク系、黄ぐすみにはラベンダー系が選択肢になります。ただし、顔全体に重ねると厚く見えやすいので部分使いが基本です。
BBクリームで失敗しやすいポイント
- 量が多すぎる:厚塗り・ヨレ・毛穴落ちの原因になります。
- 量が少なすぎる:ムラになりやすく、UVカット効果も期待しにくくなります。
- スキンケアがなじむ前に塗る:密着しにくく崩れやすくなります。
- 首と色が合っていない:顔だけ浮いて見えます。フェイスラインで色を確認しましょう。
- 落とし方が合っていない:石けんオフ可能か、クレンジングが必要かを製品表示で確認しましょう。
メイク直しのコツ
日中に崩れたときは、上からBBクリームをそのまま重ねる前に、余分な皮脂や汗をティッシュで押さえます。その後、必要な部分だけ少量をなじませ、パウダーで軽く整えます。
紫外線対策を重視する日は、メイク直しと日焼け止めの塗り直しをセットで考えましょう。外出時間が長い場合は、日焼け止め、UVカット効果のあるパウダー、スティックタイプなど、自分が塗り直しやすい方法を用意しておくと続けやすくなります。
2026年版:BBクリームはこんな人におすすめ
BBクリームは、次のような人に向いています。
- 朝のベースメイクを短時間で済ませたい
- 休日や在宅の日は軽めのメイクにしたい
- 下地とファンデーションを重ねると重く感じる
- 色ムラや毛穴を自然に整えたい
- メイク初心者で、手順をシンプルにしたい
一方で、写真撮影や長時間の外出など、仕上がりの持ちやカバー力を重視する日は、下地・ファンデーション・コンシーラーを使い分けるほうがきれいに仕上がることもあります。
さいごに
BBクリームは、時短しながら肌を自然に整えたい人に便利なベースメイクです。大切なのは、スキンケアをなじませてから薄く塗り、気になる部分だけ重ねること。日焼け止め効果は製品表示と使用量に左右されるため、屋外で長く過ごす日は専用の日焼け止めも取り入れましょう。
「少量を薄く、必要なところだけ重ねる」を意識すれば、BBクリームでも厚塗り感のないきれいな時短メイクが作れます。
参考にした情報
- コーセー「BBクリームの正しい使い方は?」
- ドクターシーラボ「BBクリームとファンデーションの違いとは?」
- 日本化粧品工業会「紫外線防止」
- 環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」
- FDA「Sunscreen: How to Help Protect Your Skin from the Sun」
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