簡単な工夫で役に立つ花粉症対策

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る
花粉

春になると、つらい花粉症の季節がやってきます。

しかし、ちょっとした配慮で、うまくやり抜くことができます。少しでも楽に乗り切るために、花粉症対策の知識は必要ですね。ここでは花粉症の基礎知識から花粉症対策まで、解説していきたいと思います。

 

 

花粉症の基礎知識

花粉症の原因

30~40年前には花粉症はほとんどなかったのに、どうしてここ数年で発症しているのでしょう?それは針葉樹の人工林が急激に増えたからです。スギ花粉症が急増したのは、飛散する花粉の数が増え、たくさん浴びるようになったからなのです。花粉症は、文字通り花粉が原因でおこるアレルギー性の病気です。花粉が目や鼻に入ることによって、激しいかゆみ、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が起き、苦しくなります。たとえば、くしゃみ、鼻水、鼻づまりは、呼吸の入り口である鼻で異物をはじき飛ばそうとしたり洗い流したりして、入ってこないようにする防御反応です。ところが、アレルギー体質を持つ人は、防御反応が過剰に働いて、いろいろなつらい症状が起きてしまいます。

 

原因となる植物

日本で確認されただけで、原因となる植物は61種類。植物によって飛散時期が異なります。以下に、全国的に大規模に発生する花粉症の原因となる植物を、季節ごとに挙げてみました。

①   春…スギ・ヒノキ科(スギ、ヒノキ、サワラ、ネズなど)

②   初夏…イネ科雑草(カモガヤ、スズメノテッポウ、イタリアン・ライグラスなど)

③   秋…キク科雑草(ブタクサ、オオブタクサ、ヨモギ)

 

 

こうやって花粉症対策!

朝の目覚めに

布団を跳ね上げた瞬間から、くしゃみと鼻水が止まらなくなる患者さんもいます。寝る前に枕元にぬれタオルを用意しておいて、おきだすときに鼻と口を軽く覆うだけで、空気の刺激や花粉の侵入は防げます。また寝苦しくなければ、マスクをして寝ると良いでしょう。

 

洗顔料が皮膚の刺激に

洗顔料は、鼻や目の周りなど症状が出て荒れた皮膚を刺激することがあります。この時期だけはぬるま湯で流すだけか、絞った蒸しタオルで拭くだけにするのも良いでしょう。

 

花粉状況をチェック

外出しなければならないときは、必ず新聞やテレビの天気予報で花粉情報をチェックしましょう。テレビや新聞のほかに、リアルタイムで飛散状況を確認できるウェブサイトもあります。

http://kafun.taiki.go.jp

http://pollen-net.com

 

マスクはサージカルマスクがおすすめ

マスクはサージカルマスクがおすすめです。サージカルマスクは不織布の三層構造になっており5ミクロン(μm)以上のものを95%以上カットする性能があります。

スギ花粉のサイズは、30ミクロンくらいですから、サージカルマスクで十分カットされます。
できるだけ清潔なものを身につけたいので、サージカルマスクは使い捨てが原則です。1日1回は交換した方が良いでしょう。1枚10円もしないので、経済的にも負担がかかりません。

 

マスクの臭い対策

一日中マスクをしていると、気になるのが臭いです。間に入れるガーゼにアロマオイルなどをちょっとつけておくだけで、不快感はずいぶん軽減されます。特に花粉症に対して緩和効果が期待できるアロマをプラスするとさらに効果がアップ!
(参考:花粉症改善が期待できるアロマ

 

自分に合うマスクを

マスクをしていると、耳の裏にゴムが当たって痛いという人もいます。

自分に合ったサイズを見つけ、適切に使いましょう。最近では、お医者さんが手術するときに使うような、頭の後ろで止めるタイプも販売されています。また、マスクのゴムに取り付けるだけで痛みを止めるグッズも販売されています。
>>ミミストップ

 

医師に相談して目薬を

自己判断で市販の目薬を使うのではなく、医師によく相談して、自分に合うものを見つけてください。花粉症治療の目薬に含まれるステロイドを心配する人もいますが、目のかゆみを我慢するより、目薬で症状を抑えた方が快適に生活できるという医師もいます。

 

飲み物を持ち歩く

花粉が多い時期は、口呼吸になりがちなので、思った以上に口の中が乾くものです。また、のどや口の中を潤したり冷やしたりすると、鼻づまりが楽になることもあります。糖分の摂り過ぎを防ぐためにも、市販の清涼飲料水ではなく、水やお茶類を持ち歩きましょう。

また、飲み物と同様に、飴類も口の中を潤すので、症状を楽にしてくれることがあります。この際も、糖分の摂り過ぎに注意しましょう。

 

職場・学校では、手や目を洗い、うがいを

職場や学校など外から入って日中を過ごす場所では、建物に入った朝に手洗い、うがい、洗顔、洗眼をし、花粉を洗い流します。

 

こまめに掃除を

空中を掃除するときは、花粉を舞い上げないことが大事です。昔ながらの「茶がらを絞って散らし、ほうきで掃く」方法が有効な場合もあります。

掃除機やほうきで部屋全体のほこりやゴミを取り除いたら、空中に舞い上がった花粉が床や机、家具などに舞い降りて落ち着くのを待ってから、固く絞った雑巾で拭きましょう。

 

最後に

いかがでしたか?花粉症のことを知り、自分に合った花粉症対策をして、つらい花粉の時期を乗り越えましょう!

 

参考文献:花粉症を軽くする暮らし方

投稿者プロフィール

mayukou
mayukouwebデザイナー
美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。