ファイトケミカルとは?含まれる食材と効率よく摂る方法

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ファイトケミカルを含む色鮮やかな野菜や果物、豆類のイメージ

ファイトケミカルは、野菜や果物、豆類、穀物、お茶などの植物性食品に含まれる成分の総称です。ポリフェノール、カロテノイド、イソフラボン、硫黄化合物など、さまざまな種類があります。

「第7の栄養素」と紹介されることもありますが、ファイトケミカルは特定の病気を治す魔法の成分ではありません。大切なのは、サプリメントに頼ることではなく、色の違う植物性食品を毎日の食事に無理なく取り入れることです。

この記事では、ファイトケミカルの基本、代表的な種類と食材、効率よく摂る調理のコツ、注意点をまとめます。

ファイトケミカルとは?

ファイトケミカルの「ファイト」は、植物を意味するphytoに由来します。植物が紫外線、害虫、酸化ストレスなどから自分を守るために作る成分で、色、香り、苦味、辛味などに関わるものもあります。

人の体にとって必須栄養素ではありませんが、植物性食品を食べることで自然に取り入れられます。抗酸化に関わる成分として研究されているものも多く、健康的な食生活の一部として注目されています。

「第7の栄養素」と考えるときの注意点

ファイトケミカルは、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル、食物繊維に続く「第7の栄養素」と呼ばれることがあります。ただし、これはわかりやすい呼び方であり、摂れば摂るほどよいという意味ではありません。

健康の土台は、主食、主菜、副菜をそろえたバランスのよい食事です。ファイトケミカルを意識する場合も、特定の食品を大量に食べるより、いろいろな色の野菜や果物を組み合わせることを優先しましょう。

代表的なファイトケミカルと食材

成分 主な食材 特徴
リコピン トマト、すいか 赤い色に関わるカロテノイド
βカロテン にんじん、かぼちゃ、ほうれん草 緑黄色野菜に多いカロテノイド
アントシアニン ブルーベリー、なす、紫キャベツ 紫や青の色素に関わるポリフェノール
イソフラボン 大豆、豆腐、納豆、豆乳 大豆食品に含まれるポリフェノールの一種
カテキン 緑茶 お茶の渋みに関わるポリフェノール
硫黄化合物 玉ねぎ、にんにく、ブロッコリー、大根 香りや辛味に関わる成分

食品ごとに含まれる成分は異なります。ひとつの食品に集中するより、赤、黄、緑、紫、白など、色をそろえる意識を持つと取り入れやすくなります。

色で選ぶファイトケミカル食材

赤い食材

トマト、すいか、赤パプリカ、いちごなどがあります。トマトのリコピンは油と一緒に調理すると食べやすく、スープや炒め物にも向いています。

黄色・オレンジの食材

にんじん、かぼちゃ、みかん、パプリカなどがあります。βカロテンを含む野菜は、油を使った調理とも相性がよいです。

緑の食材

ブロッコリー、ほうれん草、小松菜、ピーマン、緑茶などがあります。ビタミンやミネラルも一緒に取り入れやすい食品です。

紫・青の食材

ブルーベリー、なす、紫キャベツ、ぶどうなどがあります。ヨーグルトにブルーベリーを足す、サラダに紫キャベツを入れるなど、少量でも彩りが出ます。

白い香味野菜

玉ねぎ、にんにく、大根、長ねぎなどがあります。香りや辛味を活かすと、塩分を控えたい料理でも満足感を出しやすくなります。

効率よく摂る調理のコツ

ファイトケミカルは種類によって、水に溶けやすいもの、油と相性がよいもの、加熱で利用しやすくなるものがあります。難しく考えすぎず、生、蒸す、煮る、炒めるを組み合わせましょう。

  • トマトやにんじんは油と一緒に調理する
  • スープにして煮汁ごと食べる
  • 皮に含まれる成分もあるため、食べられるものはよく洗って使う
  • 冷凍野菜も活用する
  • 毎食でなくても、1日単位で色をそろえる

野菜を増やしたい人は、味噌汁やスープを具だくさんにする方法が続けやすいです。加熱するとかさが減り、量を取り入れやすくなります。

一日の食事に取り入れる例

タイミング メニュー例 取り入れやすい食材
朝食 ヨーグルト、ブルーベリー、ナッツ、緑茶 紫、緑、ナッツ類
昼食 トマトと豆のサラダ、全粒パン、卵 赤、豆類、たんぱく質
夕食 鮭、具だくさん味噌汁、ほうれん草のおひたし 緑、白い香味野菜、大豆製品
間食 みかん、いちご、無糖ココア 黄、赤、ポリフェノール

サプリメントより食品を基本にする

ファイトケミカルを意識すると、サプリメントでまとめて摂りたくなることがあります。しかし、食品にはファイトケミカルだけでなく、食物繊維、ビタミン、ミネラル、水分なども含まれます。

サプリメントは、特定成分を過剰に摂る可能性や、薬との相互作用が気になる場合もあります。持病がある人、妊娠中・授乳中の人、薬を飲んでいる人は、自己判断で高濃度サプリを使う前に医師や薬剤師へ相談しましょう。

美容目的で取り入れるときの考え方

ファイトケミカルを含む食品は、美容のための食生活にも取り入れやすいです。ただし、野菜や果物を食べればシミが消える、肌が必ず白くなる、病気を予防できると断定するのは避けましょう。

美容の土台は、紫外線対策、睡眠、保湿、たんぱく質、野菜・果物を含む食事の積み重ねです。ファイトケミカルは、その中のひとつとして考えると続けやすくなります。

よくある質問

ファイトケミカルは毎日摂ったほうがいいですか?

毎日完璧にそろえる必要はありません。数日単位で、色の違う野菜、果物、豆類、穀物を取り入れる意識を持つと続けやすいです。

加熱するとファイトケミカルはなくなりますか?

成分によって違います。加熱で減りやすいものもありますが、油と一緒に摂ると利用しやすいものや、加熱でかさが減って食べやすくなるものもあります。生と加熱を組み合わせましょう。

サプリメントで摂れば十分ですか?

基本は食品から取り入れるのがおすすめです。サプリメントは便利な一方で、過剰摂取や薬との相互作用に注意が必要です。

まとめ

ファイトケミカルは、植物性食品に含まれる色、香り、苦味、辛味などに関わる成分です。健康や美容に関心がある人にとって魅力的なテーマですが、特定の食品やサプリメントに頼りすぎないことが大切です。

赤、黄、緑、紫、白など、色の違う野菜や果物、豆類、穀物、お茶を少しずつ取り入れましょう。具だくさん味噌汁、サラダ、スープ、冷凍野菜を使うと、忙しい日でも続けやすくなります。

参考情報

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HANA
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