古くから様々な形で用いられてきたハーブ。
現在でもいろいろなシーンでハーブが使われているものを目にしたり、使ったりしていますよね。
今回は、私たちの生活に寄り添うハーブについての基本的な情報をご紹介したいと思います。
ハーブとは?
ハーブは、古くから食物、香辛料、芳香剤、染料、化粧品、そして薬草として、様々な用途で用いられてきました。
ハーブを用いた医療のことを植物療法(フィとテラピー)といい、症状を取り除くだけでなくココロのケアも併せて行われます。
日進月歩の医学において現在もなおハーブ療法は残っていますよね。
ここからもハーブが持つナチュラルな治癒効果だけでなく、与えてくれる安らぎを求める人が多いことが分かります。
ハーブに含まれる有効成分
ハーブには以下のように様々な有効成分が含まれています。
- アルカロイド・・・神経系に影響を与える成分。作用が強く家庭用には不向き。
- タンニン・・・皮膚の保護作用がある成分で感染を防いだり、炎症を抑える効果がある。
- 苦味成分・・・消化液の分泌を増やしてくれる効果がある。
- サポニン・・・水と合わせると泡を発する成分で、殺菌効果がある。
- フラボノイド・・・血行促進、炎症を抑えるなどの効果がある。
- 揮発性油分・・・強い芳香を持つ成分。抽出されると精油になり、アロマセラピーなどに用いられる。
ハーブによって、それぞれ成分が異なるので、それぞれ効果も変わってきます。
自分の症状や心身の状態などに合わせて選ぶようにすると良いですね。
ハーブの活用方法
ハーブは色々な利用方法があります。
とっても簡単にできるものばかりなので、ぜひ気になったハーブを使って実際に試してみてくださいね。
ハーブティー
ハーブとお湯があればハーブティーを作ることができます。
乾燥させたドライハーブはもちろん、生のハーブでもおいしい爽やかな味になります。
ハーブによって味が違うので色々試してお気に入りを見つけてくださいね。
入浴剤として
浴槽にハーブを入れると入浴剤になります。
肌の汚れを落としてくれるだけでなく、痛みを和らげたり、炎症を抑えてくれたりするので、疲れているときやニキビで悩んでいるときに使ってみてください。
スチーマーとして
手軽にできるのが洗面器にお湯とハーブを入れ、そこからでる蒸気に顔をあてて鼻や口からその蒸気を吸い込むスチーマーとしての使用です。
リラックスしたいとき、肌トラブルで悩んでいるときにおすすめですよ。
化粧水として
ハーブティーとして飲むときよりも2・3倍濃いめに入れたハーブティーは化粧水にもなります。
肌トラブル別にハーブを使い分けると良いですね。
うがい薬として
殺菌、抗菌効果のあるハーブはうがい薬になります。
ハーブティーとして飲むときと同様、または少し濃いめに作ったハーブティーをうがい薬のように使ってみてください。
さいごに
いかがですか?
ハーブは古くからたくさんの人たちに愛されてきた植物。
毎日の生活にハーブを取り入れることで、健康で穏やかな毎日を過ごすことができるはずです。
ぜひ、色々なハーブを知って、使ってみてくださいね。
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