みそ汁や炊き込みごはん、炒め物にするとおいしいシジミ。
しじみは、肝臓に効果があることで有名で、二日酔いの翌日にはシジミ汁を摂ると良いそうです。最近では、シジミの成分が詰まったサプリメントのTVCMでも話題となっています。
でも、二日酔いに効くだけではないんです。
シジミの持つ成分は、女性にもうれしい美容の働きが秘められています。
美容を極めたい方なら見逃せない、とっておきの効果です。今回はそんなしじみの驚きの成分と効果をくわしく紹介していきます。
シジミの特徴
シジミに旬はなく一年中取れますが、真夏に取れる土用シジミ、寒い冬に取れる寒シジミが一番おいしいと言われています。色が真っ黒で、粒が大きいものが良く、色が白っぽく小さいものは、味が落ちます。
シジミの成分
オルニチン
シジミは、他の食材と比べて飛び抜けてオルニチンが多く含まれていると言われています。オルニチンとはタンパク質を構成しているアミノ酸の一種です。中でも「遊離アミノ酸」と呼ばれるものの一種で、血液にとけ込んだ状態で体内をめぐっています。
オルニチンは、肝臓で有害なアンモニアを尿素に変えて排出するといった解毒作用の機能を促進させたり、成長ホルモンの分泌を促進させて筋肉を増強したり、基礎代謝を高めることにも貢献しています。
タウリン
タウリンはしじみをはじめとする貝類や魚介類に多く含まれている栄養素です。代表的な効能は、肝機能を高めたり、疲労回復、また血圧を下げ、血糖値やコレステロール値の減少をしたりします。
ビタミンB群
ビタミンB2やビタミンB12、葉酸などのビタミンB群が含まれています。中でも造血作用があり、貧血を防ぐ効果があるビタミンB12が豊富です。
カルシウム
丈夫な骨や歯を作るために欠かせないカルシウムですが、骨や歯の形成以外にも、骨粗しょう症を予防する・筋肉の動きをなめらかにする・肩こりを予防する・イライラを防ぐなどカルシウムにはさまざまな役割があります。
鉄分
鉄分は全身に酸素を運ぶ赤血球を構成するミネラルの一つです。そのほかにも、免疫機能を強化・集中力を高める・口内炎を予防・低血圧を改善・成長を促進・疲労を回復する、など身体にとって重要な働きをしてくれる栄養分です。
亜鉛
亜鉛は新しい細胞の生成を促進する酵素の成分になります。そのため、亜鉛は細胞の新陳代謝を活発にします。また亜鉛はビタミンCと協力してコラーゲンを生成したり、メラニンの代謝を促したりする効果があります。
シジミの美容効果
肌のハリや透明感ができる
オルニチンやアルギニンは成長ホルモン(若返りホルモン)を促す効果があり、増えることで肌の新陳代謝が活発になり、みずみずしく、ハリのある肌を手に入れることができます。
若返り効果・シミやシワの改善
オルチニンは、肌の細胞分裂を活発にする働きがあります。肌の代謝が高まると、シミやシワを改善します。
髪の毛、爪の成長促進
オルニチンは、髪の毛や爪の成長を促進する作用があります。
女性ホルモンを分泌
シジミに含まれる亜鉛は、ビタミンCと協力してコラーゲンを生成します。この亜鉛は、女性ホルモンの分泌を促して、正常に機能させます。
血液をサラサラにして免疫力アップ
シジミに豊富に含まれるタウリンは、肝臓内の脂肪代謝を高めて、脂肪を燃焼させる働きがあります。
また肝臓の機能を高めることによって、血液中の悪玉コレステロールを減らし、血液をサラサラにすることにつながります。
サラサラの血液は、糖尿病や脳卒中、肥満、高血圧などの生活習慣病を予防してくれます。また、血流が良くなれば血行が良くなり、冷えやむくみの改善にもつながり、代謝もアップします。
ダイエットや筋力アップ
オルニチンには成長ホルモンの分泌を促進する働きがあります。また基礎代謝を高めるため、脂肪燃焼の良い体になり、ダイエットや筋力アップにつながります。
しじみの効果的な食べ方
しじみは、冷凍することでオルニチンが何倍にも増加すると言われています。
ある実験によると-4℃で凍らせると、オルニチンは8倍にアップするそうです。
冷凍したシジミで、みそ汁などを作るとオルニチンが高まります。
また、シジミの摂る頻度は、週に3—4回ほどが望ましいです。
シジミのレシピ
シジミ汁
材料
しじみ+塩…300g
味噌…大さじ3
だしの素…大さじ1
作り方
1. 薄い塩水に2〜3時間浸します。
2. 大きめのボールにざるに入れてシジミを水に浸し、砂抜きします。
3. 鍋にシジミと水を入れます。しばらくするとアクが出るためアクを取り、だしの素を入れます。
4. 味を見ながら味噌を入れましょう。
炊き込みご飯
材料
米…3合
乾燥シジミ…40g
日高昆布…小さめ1枚
油揚げ…1枚
醤油…大さじ2
酒…大さじ1
水…3合の目盛りまで
作り方
1. 米は良く研ぎ、ざるに上げてよく水切りしておく
2. 昆布はキッチンはさみでなるべく細く切り、油揚げは細めの短冊切りにする
3. 材料を全て入れ軽くかき混ぜたら、炊き込みモードで炊く
最後に
いかがでしたか。シジミは、免疫力を高めてくれ、美容にも有効だということがわかりましたね。ここで紹介したレシピを参考に、シジミを取り入れてみてはいかがでしょう。
投稿者プロフィール
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美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
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