最近、雑誌やテレビで取り上げられて話題になっている「ベジブロス」。
自身も若返りに成功した、若返り効果に詳しい南雲吉則先生も、野菜や果物は皮ごと食べることをお勧めしているように、実は野菜や果物の皮には栄養分が豊富に含まれています。
注目すべきは、健康に重要な抗酸化物質、ファイトケミカルです。今回、そんな野菜のくずからできる、野菜でできるだし「ベジブロス」をご紹介します。料理に使う野菜のくずを使うから、お金もかかりませんね!
ベジブロスとは?
ベジブロスとは料理するときに普段捨ててしまうような野菜くずの部分を、コトコト煮込んで作る野菜の「だし」のことです。
野菜は、大地で成長する過程で、紫外線による酸化や虫の害から身を守るため、独自の抗酸化成分(ファイトケミカル)を作り出しています。実は、皮やヘタなど普段捨ててしまう部分に、そのパワーがたっぷり含まれています。
熱を加えても大丈夫?
実は野菜を生で丸ごと食べても、ファイトケミカルは十分に取れず、熱を加えた方がファイトケミカルはよく溶け出します。ファイトケミカルは熱に強いため、ベジブロスにはファイトケミカルがしっかりとけ込み、効率よく取れます。
ベジブロスの効果
ファイトケミカルは、体内の活性酸素を除去する働きがあり、そのため肌の老化を防いでくれます。また、免疫力がアップし、美肌も期待できます。
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どんなものが使える?野菜選びのポイント
ベジブロスは種類が多いほどおいしく、ファイトケミカルも増えます。
なるべく7食の野菜を混ぜましょう。
また、旬の野菜を中心にすると良いでしょう。ファイトケミカルの含有量は、旬の時期が最も高いのです。さらに、新鮮なほど栄養もUPします。
野菜のくずは、冷蔵庫に溜めておきましょう。
野菜の身近な例としては、
玉ねぎ・にんじんの皮とヘタ、トマトのヘタ、長ネギの青い部分と根っこ、しいたけの石突き、カボチャの種、セロリの葉、パセリの茎、ピーマンの種、りんごの芯、ニンニクの皮、ジャガイモの皮、ショウガの皮などです。
農薬は大丈夫?
「こんなものまで?」と意外に思う食材も使えてしまうのがベジブロス。ただ、表面に残った農薬や雑菌が気になる場合は、野菜を切る前に丸ごと50℃の湯でつけ洗いするのがオススメです。
ベジブロスの作り方
材料
野菜のくず…両手一杯分
水…1,300ml
酒…小さじ1
作り方
- 材料にする野菜の切れ端は、流水でしっかり洗っておきます。大きめの鍋を用意して水と材料を入れましょう。
- 火をつける前に、料理酒を入れます。少量のお酒のおかげで、野菜の臭みが消えて、旨味を引き出せます。
- 弱火で20分〜30分煮込みます。アクはとらずにそのままにしましょう。
- 火を止めて、ざるで漉(こ)します。耐熱性のボウルに汁を移して出来上がりです。ざるに残った材料は廃棄します。
ベジブロス活用のポイント
毎日食べて、抗酸化力をアップしましょう。ファイトケミカルを体でしっかり働かせるには、毎日摂ることが大切なのです。肌や体に活性酸素を増やさないための習慣にしましょう。
ベジブロスの使い方
野菜の旨味がぎゅっと詰まっているため、スープや料理のだしに使えます。和・洋・中どんな料理とも相性抜群です。
野菜スープや、カレー、みそ汁、ピクルスなどさまざまな料理に使えます。水を入れる代わりに、ベジブロスを使うと良いでしょう。
週に一度作り置きして冷蔵庫に保存し、3日ほどで使い切りましょう。余った場合は製氷皿でキューブ状に冷凍保存してもいいです。
最後に
いかがでしたか?お金をかけず、美味しく食べれて健康になれるなんて夢のようですね。今回紹介した方法で、ぜひベジブロスに挑戦してみてください。
オススメ書籍
参考:美的11月号
投稿者プロフィール
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美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
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