4月になり、新たなステージを迎えるこの時期。希望に満ちた新生活は、一方で環境の変化から心身に負担がかかりやすいもの。中でも、心身の負担はお腹の調子に出やすいものです。腸の調子を健康に保つにはどうしたら良いのでしょう。
今回、私たちの腸内環境について触れ、お腹に良い乳酸菌とビフィズス菌を紹介したいと思います。
腸内細菌である善玉菌と悪玉菌
人間の腸には、約100兆個の腸内細菌がいると言われています。腸内細菌のなかには、ビフィズス菌のように良い働きをする善玉菌、悪い影響をもたらす悪玉菌があり、その比率は加齢、食生活、ストレスによって簡単に変わります。悪玉菌が増えると、健康に悪影響があると考えられています。
現代人の食生活の問題
腸を健康に保つカギとなるのは善玉菌ですが、現代人の食生活やライフスタイルには、悪玉菌を増やすさまざまな要因があると考えられています。
脂肪分の多い食事やストレスなど、現代人は悪玉菌が増えやすい環境にあります。悪玉菌が増えると、栄養分が吸収された後も、腸にとどまっている消化物の腐敗が進むと、いろんな危険性が考えられます。また、便秘傾向の人も悪玉菌が多いと言えます。
ビフィズス菌を摂って善玉菌を増やそう
悪玉菌は加齢によっても増えますので、食生活に気をつけ、ビフィズス菌などの善玉菌を摂るようにしましょう。
ビフィズス菌の働きとしては、腸の中で乳酸と酢酸を作り出します。この二つの酸によって腸のぜん動運動のエネルギー源となったり、腸内を酸性に保ち、悪玉菌や病原菌を増えないようにします。また、ビフィズス菌が増えると腸内が酸性になることから、腸管でカルシウムの吸収がされやすくなります。
しかし、ビフィズス菌の弱点として、胃のような強い胃散の環境で生き残ることができないということが挙げられます。そのため、食後の胃酸が薄まったときにとると良いでしょう。また、次に挙げるものを摂ることをお勧めします。
高生存ビフィズス菌「BE80菌」に注目
胃散の中でも生き残ると注目されているのが、高生存ビフィズス菌「BE80菌」です。高生存ビフィズス菌とは、胃や十二指腸、小腸を通過して生きたまま大腸まで届く率が高いビフィズス菌のことです。
この高生存ビフィズス菌が入っている食品としては、ダノンビオがあります。
腸内環境を整える「プロバイオティクス」
乳酸菌のように体によい働きをする腸内細菌が注目されています。なかでも生きたまま腸まで届き、腸内環境を整える微生物を「プロバイオティクス」と呼びます。高生存BE80菌もその一つです。
この菌の働きは、免疫力や感染症への抵抗力の強化をサポートしたり、アレルギーに強い体づくりに役立ったりするものとして期待できます。
プロバイオティクスの入った食品として、グリコ朝食Bifixがあります。
乳酸菌や食物繊維を多く含むメニューを摂ろう
腸の働きを促す乳酸菌は、乳製品や発酵食品に多く含まれます。食物繊維も腸によく、それは、乳酸菌のエサになり、体の中で乳酸菌を増やすのに役立つからです。また、体内の消化酵素で分解されない食物繊維は腸にたどり着いた後水分を吸収して膨張し、排便を促します。ヨーグルトだけでなく、食物繊維が豊富なドライフルーツやシリアルを加えて食べると良いでしょう。
最後に
いかがでしたか?乳酸菌やビフィズス菌を摂って健康的な腸にしたいですね。ただ、これらを摂ったからといって、すぐに効果がある訳ではありません。まずは2週間ほど続けてみましょう。腸を整えて、健康的な生活を送りましょう。
参考:朝日新聞 3/23 「健康のヒント」より
参考:栄養管理.com
投稿者プロフィール
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美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
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