PMS期は、気分が揺れやすくなったり、眠気、むくみ、頭痛、食欲の変化などが気になったりすることがあります。毎月のことだからこそ、無理に我慢するのではなく、過ごし方を少し整えておきたい時期です。
ハーブティーは、温かい飲み物で気持ちを切り替えたいときに取り入れやすい選択肢です。ただし、PMSを治す飲み物ではありません。症状がつらいときは医療機関に相談しつつ、日常のセルフケアのひとつとして上手に使いましょう。
症状の記録方法、食事・睡眠・運動の整え方、受診の目安をまとめて知りたい人は、PMSの症状と対策の総合ガイドを先に確認すると選びやすくなります。
PMSとは?まず知っておきたい基本
PMSは月経前症候群のことで、月経前に心身の不調が現れ、月経が始まるころから軽くなっていく状態を指します。症状には、イライラ、落ち込み、不安、眠気、胸の張り、腹部の張り、頭痛、むくみ、食欲の変化などがあります。
ACOGは、PMSの対処として生活習慣の工夫、運動、リラクゼーション、必要に応じた薬物療法などを紹介しています。毎月の生活に支障が出るほどつらい場合は、セルフケアだけで抱え込まず、婦人科で相談しましょう。
PMS期にハーブティーを飲むメリット
温かい飲み物で一息つきやすい
温かい飲み物を用意する時間は、忙しい日でも小さな休憩になります。PMS期は気分が張りつめやすい人もいるため、カップ一杯のハーブティーを「いったん止まる合図」にするのもよい方法です。
カフェインを控えたい時間に選びやすい
夕方以降にコーヒーや紅茶を飲むと眠りにくくなる人は、カフェインを含まないハーブティーを選ぶと過ごしやすくなります。睡眠の乱れが気になる人は、夜の飲み物を見直すところから始めてみましょう。
甘い飲み物の代わりにしやすい
PMS期は甘いものが欲しくなる人もいます。ハーブティーに香りがあると、砂糖入りのドリンクを毎回選ばなくても満足しやすくなります。甘みを足す場合は、はちみつを少量にとどめましょう。
PMS期に選びやすいハーブティー
カモミール
カモミールは、やさしい香りで夜のリラックスタイムに選びやすいハーブです。NCCIHでは、カモミールは一般的にお茶として使われる一方、キク科植物にアレルギーがある人は注意が必要だとされています。
眠る前に飲むなら、濃く出しすぎず、温かいうちにゆっくり飲むのがおすすめです。
ペパーミント
ペパーミントは、すっきりした香りで気分を切り替えたいときに向いています。食後に口の中をさっぱりさせたいときにも飲みやすいハーブです。
ただし、胃酸の逆流が気になる人は、ミント系で不快感が出ることがあります。体に合わないと感じたら避けましょう。
ルイボス
ルイボスはカフェインを含まないお茶として、日常的に飲みやすいタイプです。クセが少なく、ミルクや豆乳とも合わせやすいので、甘いカフェドリンクを控えたいときにも使いやすいでしょう。
ジンジャー
しょうがの香りがあるジンジャーティーは、冷えやすい時期の一杯に選びやすい飲み物です。刺激が強いと感じる人は、薄めに作るか、食後に飲むと取り入れやすくなります。
チェストベリーは慎重に
チェストベリーはPMSとの関連で紹介されることが多いハーブです。NCCIHは、PMS症状に対する研究がある一方で、妊娠中や授乳中、ホルモンに関わる薬を使っている人などは注意が必要だとしています。
チェストベリーは「なんとなくお茶で試す」より、体調や服薬状況を確認したうえで、医師や薬剤師に相談してから考えるほうが安心です。
PMS期に意識したい栄養と食事
食事を抜かない
PMS期は食欲が増えたり、逆に食べる気がしなくなったりすることがあります。血糖の波を大きくしないためにも、主食、たんぱく質、野菜を組み合わせた食事をできる範囲で整えましょう。
たんぱく質を足す
朝食や昼食がパンやお菓子だけになりやすい人は、卵、魚、肉、大豆製品、ヨーグルトなどを少し足すだけでも満足感が変わります。朝のたんぱく質については、納豆の栄養と食べ方|毎日食べるメリットと注意点も参考になります。
カルシウムやマグネシウムは食品から意識する
PMS期の栄養としてカルシウムやマグネシウムが話題になることがありますが、サプリだけで解決しようとするのではなく、まずは食品から意識するのがおすすめです。乳製品、大豆製品、小魚、ナッツ、海藻、緑黄色野菜などを普段の食事に取り入れましょう。
カフェインとアルコールを見直す
カフェインやアルコールで眠りが浅くなったり、気分の揺れが強く感じられたりする人もいます。PMS期だけでも夕方以降のカフェインを控える、飲酒量を減らすなど、自分の体調を見ながら調整してみましょう。
ハーブティーを飲むときの注意点
妊娠中・授乳中は自己判断で飲まない
ハーブは食品として扱われるものもありますが、妊娠中や授乳中に避けたほうがよいものもあります。妊娠の可能性がある人、妊活中の人、授乳中の人は、飲む前に医師や助産師に確認しましょう。
薬を飲んでいる人は相互作用に注意
ハーブの中には、薬の働きに影響する可能性があるものもあります。ピル、ホルモン治療薬、抗うつ薬、睡眠薬、抗凝固薬などを使用している人は、自己判断で濃いハーブティーやサプリを始めないようにしましょう。
体に合わないと感じたらやめる
飲んだあとに、かゆみ、息苦しさ、胃の不快感、めまいなどを感じたら、すぐに飲むのをやめてください。症状が強い場合や続く場合は医療機関に相談しましょう。
「女性ホルモンを整える」と期待しすぎない
ハーブティーは、香りや温かさで気分を切り替える助けにはなりますが、ホルモンの状態を自分で調整する飲み物ではありません。症状が強い場合は、低用量ピル、漢方、鎮痛薬、SSRIなど医療で選べる方法もあります。
こんな症状があるときは婦人科へ
- 仕事や学校、家事に大きく支障が出る
- 気分の落ち込みや不安が強い
- 怒りや涙が止まらず、人間関係に影響する
- 眠れない、または眠気が強すぎる
- 月経が始まっても症状が続く
- 急に症状が強くなった
PMSに似た症状でも、PMDD、甲状腺の病気、貧血、うつ、不安症などが関係する場合があります。つらさが続くときは、記録をつけて婦人科へ相談しましょう。
PMS期の過ごし方のコツ
症状を記録する
月経周期と症状をメモしておくと、自分の不調が出やすい時期が見えやすくなります。アプリでも手帳でもよいので、気分、睡眠、食欲、痛み、むくみを軽く記録してみましょう。
予定を詰め込みすぎない
PMS期に毎回しんどくなる人は、その時期に大きな予定を入れすぎない工夫も役立ちます。完璧に過ごそうとせず、家事や仕事の負担を少し軽くするだけでも気持ちが違います。
香りや入浴で切り替える
ハーブティーに加えて、香りや入浴を使うのもよい方法です。精油を使う場合は肌に直接つけず、妊娠中や持病がある場合は注意しましょう。精油の基本は、アロマの楽しみ方|精油を安全に使う基本と注意点で紹介しています。
まとめ:PMS期のハーブティーは、治すより整えるために
PMS期のハーブティーは、つらい症状を治すものではなく、気分を切り替えたり、カフェインを控えたり、温かい飲み物で一息ついたりするためのセルフケアです。
カモミール、ペパーミント、ルイボス、ジンジャーなどは日常に取り入れやすい一方、チェストベリーのように注意が必要なハーブもあります。体調や服薬状況に合わせて選び、症状が重いときは婦人科に相談しましょう。
参考情報
投稿者プロフィール
- Beauty LifeHack編集部です。美容・健康・ダイエット・暮らしを整えたい女性に向けて、日常で実践しやすい情報をわかりやすく発信しています。
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