トマトを食べて美白＆エイジングケア

６月～９月に旬を迎えるトマト。
リコピンやビタミンC、ビタミンA、カリウム、ルチンなど、栄養素をたっぷり含んだ健康に嬉しい野菜の一つです。
さらにこのトマト、実は美白やエイジングケアなど美容にも嬉しい効果があるんです！
ここでは、トマトがもたらす美容効果についてご紹介していきます。

トマトといえば「リコピン」

真っ赤に熟れた美味しいトマト。
この赤い色には「リコピン」という栄養素が関係しています。
リコピンとは、カロテノイドの一種で非常に強い抗酸化作用をもつ栄養素。
人の身体というのは鉄が錆びるのと同様に酸化し、酸化が進むと動脈硬化やガン、生活習慣病など、様々な病気を引き起こす要因にもなるのです。
そんな酸化を食い止めてくれるのが抗酸化作用を持つ栄養素というわけなんですね。
リコピンもその一つです。

つまりリコピンには身体の老化を食い止めてくれる＝エイジングケアを身体の内側から叶えてくれる効果がある、ということなんです。
また、紫外線によってメラニンが生成されるとシミの原因になってしまいますよね？
リコピンにはこのメラニンの生成を促進する物質を除去する効果、さらにメラニンの生成に欠かすことのできないチシロナーゼという酵素の働きを抑える効果があるんです。
つまり、リコピンはシミの生成を抑えてくれる栄養素でもある、というわけなんですね。

リコピンは肌の上から吸収させるよりも、身体の内側から吸収させるほうが確実(参考：KAGOME　リコピンと美白・美肌に関する研究)とされています。体内から摂取することで皮膚にも蓄積させることができるそうなので、トマトサラダやトマトジュースなどで摂取したほうが良さそうですね。

トマトはビタミンCもたっぷり

ビタミンCとは、コラーゲンの生成をサポートする水溶性のビタミンです。
ビタミンの王様と呼ばれるほど栄養価の高い成分で、皮膚や血管、筋肉などを丈夫にする、免疫力を高めるなどの働きのほかに、日焼けによるシミを防ぐという働きも担っています。
美肌、エイジングケアなど嬉しい美容効果が期待できる栄養素なんですよ。

トマトのカリウムでむくみ知らず？

トマトには「むくみ」に効果的なカリウムも含まれています。
私たちが日常生活で余分に摂取してしまいがちな塩分。
塩分を過剰に摂取してしまうと、むくみの原因となりますが、カリウムは体内の塩分濃度を調節してくれる働きを持ちます。
他に、血圧を下げる、腎臓に溜まった老廃物を排泄するなどの働きも担っています。

ビタミンの一種「ルチン」

ビタミンPとも呼ばれるルチンは、水溶性のビタミン様物質ビタミンPの一種。
「フラボノイド」と呼ばれています。
ルチンには、抗酸化作用、動脈硬化の予防、血圧を下げる、皮膚を健康に保つ、などの効果が期待できます。

トマトの効果　まとめ

トマトに含まれるリコピンやビタミンC、カリウム、ルチンなどの効果をまとめると、以下のような効果が期待できそうです。

エイジングケア
動脈硬化の予防
がん予防
シミ予防
肌を権衡に保つ(美肌）
血圧を下げる
むくみを取る

トマトの調理方法

リコピンは加熱する・油と一緒に摂取することでさらなる効果が期待できます。
また、加熱することで甘み・旨みがぐっとアップするので加熱調理して利用するのがおすすめ。
鶏肉と一緒に煮込んだチキンのトマト煮込みや、豚肉と一緒にソテーしても美味しいです。
また、トマトは冷凍庫での保存が可能。
使用する際は冷凍庫から取り出して冷たい水に浸けておくと皮がつるっと剥けますよ。