免疫力アップ!ニンニクのうれしい効果と食べ方

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

ニンニクと言えば、強烈な臭いが印象的ですよね。

その臭いから女性は敬遠する場合が多いのですが、

あの臭いこそニンニク効果の源が詰まっているのです。

また、インドのアーユルヴェーダでは、風邪や食欲不振など薬として使われてきました。

今では、おいしい料理に欠かせない食材にもなっています。

しかし、いくら身体にいいとは言え、口臭の原因になっては困りますね。

今回は、そんなニンニクの臭いの対処法をふまえて、効果と食べ方をご紹介します。

ニンニクとは?

ニンニクは、ネギ科の多年草で、球根の部分を用います。別名ガーリックとも呼ばれます。

ニンニクの原産地は、中央アジアですが、紀元前3200年頃には、古代エジプトなどで、

栽培・利用されました。ニンニクの持つ健康効果が受け入れられ、世界中で広がっていきました。

 

食用としては、肉の臭みを消したり、料理に食欲をそそる香りをつけます。

香味野菜の代名詞的存在で、中国料理、イタリア料理、フランス料理などさまざまな料理に使われます。

 

ニンニクの成分

アリシン

ニンニクの臭いの成分は、硫化アリルの一種であるアリシンという成分です。

切ったり潰したりすることで、成分が生まれます。

このアリシンには、強い殺菌作用と体内でビタミンB1と同じ働きをする効果があります。

また、ビタミンB1の吸収を助ける働きがあります。

また、風邪の細菌やインフルエンザウィルスに作用し、

予防できたり、腸の働きを正常化したりする働きがあります。

 

豚肉と食べると、効果アップ

ビタミンB1を豊富に含む豚肉はニンニクと一緒に食べると

ビタミンB1が吸収されやすくなると言われています

ニンニクに含まれるアリシンは、ビタミンB1と結合して

アリチアミンという脂溶性の物質に変化します。

アリチアミンになったビタミンB1は、脂溶性のため長い間とどまることができ、

細胞内でエネルギーを発生させます。

この作用が、疲労回復や滋養強壮に働きます。

 

スコルジニン

ニンニクを食べたら汗が出たり、身体が熱くなったりするのは、

このスコルジニンの効果です。スコルジニンには、代謝の活性化や、

ビタミンB1と同じような働きをする為、疲労回復、強壮効果があります。

また、脂肪を効率良くエネルギーに変えてくれる力があり、

体の中で余分な脂肪の蓄積を防止する事もできます。

そのため、代謝や脂肪を溜めないなどの性質はダイエットにも効果的です。

 

その他に、カリウムカルシウム、鉄、亜鉛、オリゴ糖、ゲルマニウムシステイン食物繊維ビタミンB6フラクトオリゴ糖、モリブデンなどが入っています。

 

ニンニクの口臭対策

ニンニクは身体にいいですが、その臭いは口臭の原因となってしまっては困りますね。

そこで、臭いを消す方法としては、食べた後に牛乳を飲むと良いでしょう。

これは、臭いものが体の中でタンパク質と結合して、臭いを中和してくれるからです。

同じように、チーズやりんご、パセリなどを食べても、臭いを封じ込めてくれます。

ニンニク料理の後は、意識的に食べると良いでしょう。

 

また口内を清潔に保つことも、大切です。

歯磨きと同時に歯間ブラシやデンタルフロスなどでを併用して、

カスが残らないようにしましょう。

 

ニンニクの効果

殺菌作用

ニンニクに含まれるアリシンは、多くの細菌に対抗する強力な殺菌作用があります。

 

スタミナアップ、疲労回復

ニンニクの成分で紹介したように、ニンニクに含まれるアリシンが

ビタミンB1と結合してアリチアミンという物質に変わり、

エネルギーを発生させるため、スタミナアップや疲労回復につながります。

 

美容効果、老化防止

ニンニクに含まれる抗酸化成分や、

ビタミン類がターンオーバーの乱れを食い止め、

正常な肌を保ち、ニンニクによる血流効果で老化肌がすべすべになり、若返ります。

 

便秘解消

ニンニクは、血行促進する働きがあるため、身体を温め、

腸の働きを活性化させる効果があります。ニンニクに含まれるアリシンは悪玉菌を減らして、

下痢を抑え、善玉菌であるビフィズス菌の働きを活性化させるので腸内環境を正常化し、便秘を解消させます。

 

冷え性の解消

ニンニクは、血管を拡張させる働きがあるので、

指先や足先まで新鮮な血液を行き渡らせることができるようになり冷え性を改善させます。

 

ダイエット

ノルアドレナリンとは、脂肪分解を促進する効果があるホルモンです。

ニンニクを食べるとノルアドレナリンの効果で代謝が活発になりエネルギー生産が促進されます。

そのため、ダイエットに効果的です。

 

免疫力アップ

ニンニクは、リンパ球の働きを高め、ウィルスを撃退する抗体を作る働きがあるので、

風邪を予防し感染症になるリスクを減らします。

 

がん予防

ニンニクはガン細胞の増殖を抑え、がん細胞を消滅させ細胞を正常化させます。

 

ニンニクを摂取するときの注意点

ニンニクを食べ過ぎると、刺激が強すぎて、胃壁を痛める場合があります。

ニンニクの過剰摂取は、胃腸障害を含めた副作用を起こす可能性があります。

また血圧の上昇、目の充血、肝臓障害を引き起こす危険性もありますので、注意しましょう。

また、ニンニクを空腹時に食べるのは禁物です。

胃粘膜を刺激するので、空腹時に食べると、胃が痛くなる可能性があります。

 

 

ニンニクの効果的な食べ方

ニンニクは、一度にたくさん食べれば、

その分大きな効果が期待できるというわけではありません。

毎日適量を食べ続けることが、風邪などの病気にかからない丈夫な身体作りに役立ちます。

食べる目安としては、一日に生ニンニクが1片程度、

加熱ニンニクなら一日2片にとどめておくと良いでしょう。

 

ニンニクの刺激臭でもあるアリシンは、

切ったり潰したりすることで出てきます。

アリシンの効果を生かすには切るかつぶした方が良いでしょう。

 

またニンニクは、加熱すると強い殺菌効果とビタミン類は破壊されてしまいますが、

特に栄養価が下がることはありません。

油で熱すれば、スルフィド類と呼ばれる有効成分が発生します。

 

最後に

いかがでしたか。ニンニクは美容にも健康にも、

効果的な食品ということがわかりましたね。

適量を食べて、体を元気にしましょう。

投稿者プロフィール

mayukou
mayukouwebデザイナー
美容と健康を研究中の30代です。特に、アンチエイジングが気になる今日この頃です。スーパーフードが好きです。特に、チアシードやココナッツオイルは、よく料理します。webをはじめとしたデザインのお仕事をしています。水彩画を勉強中。当ブログの中のイラストなども描いています。
とくなび福岡で「福岡の記事も寄稿」しています。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。